私自身がいじめが原因で不登校になった経験があり、そのことがキッカケとなって心理職に就こうと決心をしました。 研究や相談、カウンセリングを続けていく中で、私自身が受けたものは、ほんの一部分でしかないことに気づかされました。いじめにはさまざまな種類があり、 一筋縄では解決できないこと、そしてそれらは時の流れとともに形を変えて我々のすぐ近くに潜んでいることを実感します。こういったいじめ問題は誰か一人が解決しようとするにはあまりにも困難で、太刀打ちすることが難しいものです。他方の視点から問題を見つめ、協力していくこと「チーム援助」がなにより大切なことだと考えています。 一人でも多くの人がいじめから救われること、そしてさまざまな方がいじめ問題について積極的に介入できるような社会になることを願っています。