ピンクシャツデーレポート 2020

Reported by Keiko Murakami

今年も1月末頃から「Pink Shirt Day(ピンクシャツデー)」の広告をつけたバスが目につくようになりました。

今年のデザインは「LIFT EACH OTHER UP(互いを元気づけよう、勇気づけよう)」のテーマ文字と、アップをイメージしたロケットのイラスト。可愛らしいと評判でした。

ピンク色のポスター広告をつけて走るカナダのバス
ピンク色のポスター広告が目を惹く市内バス

2月1日になると、協賛している「London Drugs(ロンドンドラッグス)」というドラッグストアチェーン店舗でグッズの販売が一斉に始まりました。

街のコーヒーショップにも、ピンクシャツデーの広告が見られます。

店舗内のワゴンで販売されるピンク色のTシャツ
カフェの入り口に置かれたピンクシャツデー運動の広告

そして迎えた当日、2月26日水曜日。昨年と比べれば暖かいものの、まだ2月。上着のジップをしっかり上げていないと寒さが身に染みる日でした。

地元のラジオ局CKNWの放送ブースが屋外の街角に設置され生放送が始まるとともに、イベントも7 時半より始まります。それに先立ち、笑顔の子供たちが街角で元気よく募金を呼びかけていました。

Volunteers calling for donations on the road for anti-bullying campaign named pinkshirtday
2 volunteer students with pink T-shirt

ラジオ生放送中の街角ブースまわりには、メディア関係者も集まります。
インタビュー取材に応えるボランティアの子どもたちばかりでなく、
インタビュアーもピンク色のニット帽子をかぶり、いじめ反対の意思表示をしていました。

pinkshirtday-Volunteers interviewed on the road
Street signage for spreading pinkshirtday anti-bullying campaign
pinkshirtday-Volunteers interviewed and on the road, and a reporter
pinkshirtday-Volunteers interviewed on the road and interview crew
Volunteers calling for donations on the road for pinkshirtday anti-bullying campaign
2 women with wearing pink shirts on the street

-END-

このたびの新型コロナウイルスに罹患された方々や感染拡大の影響により多大なる影響や被害を受けられた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また、防疫対策や治療に励む機関・関係者の皆様や医療関係者の皆様には敬意を表しますとともに深く感謝を申し上げます。

本年は、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み感染拡大防止の観点より、日本国内の各地で予定されていたピンクシャツデーイベント等も中止になったことと承知しております。2月末時点のカナダにおいてはまだ感染拡大の状況になくイベントは行われましたため、紹介させていただきました。

【STAY HOME, SAVE LIVES】

「家にいよう。みんなの命のために。」
外出を控えることで、救える命があります。

感染拡大防止と収束に向けて行動や衛生面に気をつけることや、罹患者や帰国者への偏見・差別をもたないこと等、私たちに出来ることがあります。今は小さな努力を重ねて過ごしてまいりたいと思います。みなさまも、どうぞお気をつけてお過ごしください。

「日本ピンクシャツデー」スタッフ一同